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楽曲コンペ!それは挑戦の日々

2018/12/11 更新


楽曲コンペとは??

サウンドクリエイターのインチョー荒井(@incho3)です。こんちわ。

 

みなさま、楽曲コンペってご存知でしょうか??

世の中に出回っているアーティストの楽曲の多くは、作曲家・作詞家から募集した作品から選出する「コンペ形式」で採用されています。

 

私もダメ人間からの脱却を目指していた2010ぐらいからコンペ参加を続けています。

(ここでは特に触れないかぎり、メジャーでのコンペを前提とした話となります)

 




この楽曲コンペ、参加するにはそれなりのハードルがあります。

 

まずはコンペの情報を得ないことには話は始まらないのですが、そのための王道手段としては「作家事務所と何らかの契約を結ぶ」ことが挙げられます。

 

 

この場合の作家事務所とは、「作曲家・作詞家のマネジメントを行う組織」のことを指します。今はネットで調べれば作家事務所は多数ヒットしますが、そもそも作家事務所に所属するためには最低限の音楽制作能力が必要です。

 

印象的なメロディ作曲とコード進行の理解はもちろんのこと、ある程度のアレンジ能力も必要となります。

 

本来はメロディの良さを競うはずの楽曲コンペですが、ここ数年は自宅DAW環境で作れる楽曲アレンジのレベルが格段に上がっており、それなりのレベルのアレンジをした楽曲でないと選考の際にまったく目立ちません

「ギター1本弾き語り!」で大丈夫な時代もあったらしいですが、おそらく現在では見向きもされません(笑)

 

まずは「作家事務所に所属できる程度の実力をつける」これが最初のハードルとなるでしょう。

 

制作スケジュールが厳しい!

 

無事にコンペ情報を得ることが出来るようになると、次は制作スケジュールの厳しさに面食らうことになります。

 

コンペの発注から提出までの期間は1週間程度であることが多く、短いと3日とかの場合もあります。

 

私はコンペに参加する以前は、歌モノ曲を作るのには2〜3ヶ月ぐらいかけており、それが普通だと思っていました。

最初に1曲を1週間で作るというスケジュールを聞いた時はビビりましたよ(笑)

 

もちろん1曲と言っても、コンペ提出には1コーラス(イントローAーBーサビ)で十分なため、だいたい平均1分30秒程度の曲になるのですが、それにしても納期がが早い…。

 

もし私がコンペ参加前にこのスケジュール事情を知っていたら、ビビって参加しなかったかもしれません(笑)

 

 

とはいえ、この制作ペースは「ある程度の数をこなす」こと、「制作の流れとコツをつかむ」ことで徐々に慣れていきます。逆に「時間をかければ良くなるとは限らない」と思うようになってきました。

 

このあたりについては、追々ブログに書いていきたいと思っています。

 

 

採用率はもっと厳しい!

 

しかし何よりも問題なのは「コンペの採用率の低さ」に尽きます。

 

まあ、採用率が低いのは当然です。実力ある作家たちがこぞって自信作を提出し、採用されるのは基本的に一人だけですから…。(アルバムやカップリング曲の場合は採用枠が増えます)

 

一般的に、メジャーコンペの採用率は「実力があることを前提に1%だそうです。

100曲提出して1曲採用されればラッキー!という、なかなか無茶苦茶な世界です。

 

そして、採用されなければ全く収入につながりません。もちろん楽曲のストックは増えますし、経験値も上がるのでメリットはありますが、厳しいことに変わりはありません。数曲提出し、早々に諦めてしまう人も多いようです。

 

ちなみに私自身の採用率を調べてみたら3.66%でした。平均よりは高いですが、まったく安心できる数値ではありません。。日々是精進。

 

多動性のひとつとして!

 

 コンペに関しては、作曲家の田中公平氏のこのエントリーで指摘されているように、問題点も多いです。 

 

 

作家が「コンペのみで生計を立てる」というのは今の時代にはナンセンスですし、ほぼ不可能に近いほど難しいでしょう。

 

しかし「個人の時代」「多動力がものを言う時代」の選択肢のひとつとして、この楽曲コンペに挑戦するのは悪くないのではないでしょうか?

 

技術レベルは確実に上がりますし、時代に合わせたアレンジ能力も身につけることができます。また、やり方によってはプレーヤー、作詞家、作曲家といった人脈形成にも繋がる可能性もあります。

 

私は【コンペ参加】+【制作請負】+【個人での各種活動】という軸で、しばらく行動してみたいと思います。

 

なんとか良い結果につなげたいところです。


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