楽曲コンペ!イントロと頭サビ、どちらが良いのかを考察

2018/12/20更新

楽曲コンペ!イントロか頭サビか
楽曲コンペの永遠のテーマ?

サウンドクリエイターの荒井智典(@incho3)です。こんちわ。

 

楽曲コンペで提出する曲は、1コーラス構成(Aメロ-Bメロ-サビ-エンディング)で1分半〜2分程度におさめるのが一般的です。この短さだと、やはり冒頭のインパクトがかなり重要になってきます。聞いた瞬間にプロデューサーに「お!?」と思わせることができればかなり有利ですね。

 

この冒頭部分をイントロにすべきか、それとも頭サビにすべきか?これは楽曲コンペにおける永遠のテーマと言えるかも知れません。

 

頭サビが有利と言われるが…

 

現在のJ-POPは「サビ偏重型」と言えます。とにかくサビの盛り上がりを重視し、Aメロ-Bメロはあくまでも「サビまでのつなぎ」という位置づけの楽曲構成です。

 

もちろんこれが悪いというわけではなく【Aメロで導入→Bメロで緊張感を持たせつつ抑える→サビで一気に開放】という流れは理にかなっており、聴きごたえもあります。

 

となると、やはり1番盛り上がるであろうサビ部分を冒頭に持ってくれば、聞き手に強烈なインパクトを与えることができそうな気がします。巷では「コンペは頭サビが有利!」という情報が多く出まわっており、実際私も数多くの頭サビ楽曲をコンペに提出しています。

 

 

ところがですよ。

 

 

私がコンペで採用された楽曲、全部イントロから入っている曲なんですよね。頭サビの楽曲はことごとく落ちています(涙)ホントに頭サビって有利なの!?

 

イントロから入っている曲で共通しているのは「デモの段階からある程度高いクオリティを意識して作っている」という点でしょうか。

 

頭サビの有名曲

 

頭サビではじまるJ-POP曲をいくつか聞いてみましょう。

 

■いきものがかり SAKURA

シンプルなピアノ伴奏が美しいメロディを引き立てます。歌い出しから聞き手のハートをガッチリつかんでますね。

 


■西野カナ 会いたくて会いたくて

「会いたくて 会いたくて 震える」という絶大なインパクトの歌詞と、きらびやかな高音域の歌唱。それを演出するシンプルなピアノ伴奏。これ以上ない歌い出しです。

 


■SMAP 世界に一つだけの花

説明不要の名歌詞「ナンバーワンにならなくていい もともと特別なオンリーワン」さらに覚えやすいメロディ。大ヒットする要因はたくさんありそうです。

 

共通する点は?

 

この3曲の冒頭には、3つの重要な共通点があります。

 

3つの共通点のうち、2つは簡単ですね。

 

共通点①:メロディが親しみやすい(覚えやすい)

 

共通点②:歌詞のインパクトが絶大

 

そして、もう一つの共通点がコンペにおいては重要になります。

 

共通点③:頭サビは構成上、伴奏アレンジをシンプルにする必要がある

 

もしこの3曲の頭サビ部分の伴奏が、Aメロ-Bメロ後の本サビと同じような豪華なアレンジだったとしたらどうなるでしょう? インパクトはあるかもしれませんが、①と②の良さを殺してしまう結果になりかねません。

 

そして伴奏をシンプルにするならば、メロディと歌詞を相当なインパクトのあるものに仕上げなくてはならないでしょう。

 

結論

 

■サビのメロディと歌詞に絶対の自信があるならば「頭サビ入り」

 

■そこまで自信がなければアレンジに気合を入れた「イントロ入り」

 

…と言えるかもしれません。上記3曲のような頭サビ曲を作れるのなら、コンペ勝率はかなりのものになるハズですからね(当たり前ですが)

 

自分で言っておいて何ですが、私にとっては非常に厳しい結論になってしまいました。頭サビの曲が採用されないということは、メロディや歌詞のインパクトが欠けていると言えますもんね…。まだまだ努力が足りないようです。日々是精進。


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