【西郷どん オープニング】BGM制作参考作品 vol.2

NHK大河ドラマ「西郷どん」

サウンドクリエイターのインチョー荒井(@incho3)です。こんちわ。

 

 

NHK大河ドラマのオープニング曲は歴代のどの曲も素晴らしいですよね!! 個人的には「独眼竜政宗」「秀吉」「新選組!」「天地人」あたりのド迫力押し曲が大好きです。

しかし、映像の良さを引き出す音楽、美しい動画とのマッチングという意味では2018年の「西郷どん」が最高峰の1つと言えるのではないでしょうか!?



とにかく映像が美しい

 

初期のオープニング映像

 

こちらは後期オープニング映像

 

オープニング映像は鹿児島県内の自然が美しい名スポットの数々。ナショナルジオグラフィックを思わせる素晴らしい映像の数々です。CGをまったく使用してないのがスゴイ。

霧島連山 西郷どんOP
オープニングロゴ

まず冒頭のタイトルロゴとサウンドのシンクロ。通常ならアタックの効いた合奏部分を合わせてきそうなものですが、この曲では壮大なストリングスのメロディが始まる瞬間にロゴを出しています。

背景の霧島連山と相成り、迫力と雄大さを同時に演出しています。

霧島九面太鼓
霧島九面太鼓

そして楽曲のもっとも盛り上がる部分には、燃え盛る炎とともに現れる和太鼓を合わせる演出。実際に和太鼓の音は入っていませんが、曲と動きは完全にシンクロしており迫力満点。霧島神社の霧島九面太鼓による奉納演奏だそうです。これはぜひ生で見てみたい。

 

盛り上がりが最高潮に達した後は、落ち着いたBメロ(?)部分に移ります。この部分の映像が、放送開始当初から話題になっていた雄川の滝です。

雄川の滝 西郷どんOP
雄川の滝

同じ日本国内とは思えない美しさ…。この映像が話題となり、雄川の滝は国立公園に編入されたそうです。

 

そして楽曲はクライマックスへ向かい、歌が入ってきます。前期バージョンではスキャットでしたが、中盤から奄美言葉によるボーカルが入ります。映像も海中へと移り、前期はウミガメ、後期はクジラと、どちらも非常に雄大で美しい映像。よくこんなの撮影できるな…。

奄美の海 西郷どんOP
奄美の海
映像の良さを活かすための音楽

 

大河ドラマの曲全般に言えますが、楽曲自体は非常にシンプルです。基本的には1つのメロディを【迫力押し】→【スローで美しいメロディ】→【クライマックス】という感じで展開していきます。

「西郷どん」では、逆にこのシンプルな構成とメロディが、映像をより美しく見せるために活かされています。

 

映像の良さを活かすための音楽

映像音楽作家としては、常にこれを意識しておきたいですね。

 




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